■桜馬場郷の精霊船の帆の虫干し
現在の桜馬場町に現存する
最大で最古の精霊船の帆が保存されてる「最勝」の文字 |
「ドーイ、ドーイ」の掛け声に合わせて精霊船で賑やかになります。盆の八月十五日夜に各家で造られた大小の精霊船が県庁坂を登り大波止に向かっておりていきます。
精霊流し(しょうろうながし)は、亡くなった人の霊を船に乗せ、極楽浄土へ送り出す日本の伝統行事です。
この行事は各地で行われていますが、長崎の精霊流しは他の地域風習とはかけ離れて独特の発展を遂げています。
流す船のことを精霊船(しょうろうぶね)と呼び、長崎県内各地でお盆に行われています。
初盆を迎えた故人の家族らが、盆提灯や造花などで飾られた精霊船と呼ばれる船に故人の霊を乗せて、流し場と呼ばれる終着点まで運びます。
夕方から開催され、爆竹の爆発音・鉦の音・掛け声が交錯する喧騒のなかで行われます。
精霊船の種類は大きく2つあります。初盆の家族から出る「個人船」と自治会などが合同で出す「もやい船」と呼ばれる船です。
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