社屋外観
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横尾石材工業
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創 業:
1849年(嘉永2年)
代 表:
代表取締役 横尾 寛
業 種:
石材製造・販売
所在地:
〒850-0871 長崎市麹屋6-5(興福寺前)
TEL 095-822-5718
ホームページ
http://www.yokoosekizai.jp/
石材業を始めて163年、現社長の横尾寛で七代目になります。
もともとは狛犬づくりが専門で、祖先は諫早家でお抱えの石工でした。現在はお墓だけではなく、石橋や銅像の台座、記念碑など石に関することなら何でも手がけています。
四代目までは諫早で商売をしていたこともあって諫早の眼鏡橋、諏訪神社にある長崎出身の彫刻家、北村西望氏の作品【神馬】の台座製作、坂本国際墓地のお墓の修復など幅広く行っていました。
現社長の寛は六代目で父の尚が石を彫る後ろ姿を、よく眺めていました。学生の時は墓石の文字に金箔を入れる手伝いもしていたくらい早くから家業に携わっていました。
墓は大切な場所です
寺町で生まれ育った寛は、仕事柄、人々にとってお寺とお墓の大切な役割をいくつも感じていました。
お寺の中には日曜学校や保育所、老人ホームなど併設するところもあり、お参りするだけではなく、年中行事も様々行われており、いろいろな場面で私たちの生活に密着している場所だということがわかります。
そして寺町界隈が一番賑やかなのは、やはりお盆です。初盆の家庭は8月の12日から15日にお墓参りをされているのですが、そのお盆の雰囲気も年々かわってきました。昔はお盆となると長崎では親族一同がお墓に集まって花火をしたり食事をしたり、夜中までお墓で過ご
し、親戚が顔を合わせ、それぞれの子供たちの成長を確認し合う、そんな大切な場所でした。15日は精霊(しょうろう)流しがあるのでお昼にお参りします。
最近、特に若い方々のお墓参りの機会が減ってきているように思えて残念でなりません。お墓を見るということは歴史を知ることに繋がります。特に寺町には幕末から明治にかけて活動した写真家 ・上野彦馬、トーマス・グラバーなどの有名な人物のお墓もたくさんあります。
自家のお墓についても歴史は刻まれています。お墓にある水入れには家紋が入っていませんか?その家紋を辿ると先祖に行きつくかもしれません。自分のルーツを知るためにもお墓は大切な場所なのです。
土神【どじん】とは?
墓石の横に「土神」と彫られた石碑がありませんか?「どじん」と読みます。これが祀られているのは長崎ならではの風習の一つです。土神とは土地の神様の呼び名で「土地を神様から一時的に借りますよ」という意味があるのです。
これはやはり中国から伝わったもので唐人屋敷に、この土神堂ができたのち、唐人事の墓に出来始めたころから日本人が真似たのではないかとされています。
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