店舗外観(本店)
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梅月堂
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創 業:
1894年(明治27年)
代 表:
本田 時夫
業 種:
洋菓子・和菓子の製造販売、
喫茶レストランの経営
所在地(本店):
〒850-0853 長崎市浜町7-3 観光通り
TEL 095-825-3228
ホームページ
http://www.baigetsudo.com/
梅月堂は明治27年に創業者 本田兼作が長崎市大浦町に和菓子司として創業しました。
その後、その時々の繁華街に店を移しながら、昭和2年に東浜町(現在の浜町)に移転し、梅月堂本店として今日に至っております。
太平洋戦争中の一時期と長崎大水害の被害を受けた折には、やむなく営業中断もありましたが、おかげさまで、今日まで117年間、長崎で生まれ育った和菓子洋菓子店として菓子作りに専念して参りました。
今後とも「長崎の食文化を支える」菓子店として「おいしいお菓子とおいしい文化」をお届けして参りたいと思います。
シースクリームの誕生
1955(昭和30)年、当時、三代目久喜は、これまでのバタークリームやカスタードクリームに替わり、生クリームの時代だと開発しました。シースクリームの誕生です。
スポンジにカスタードクリームをサンドして生クリームでコーティングし、飾りに生クリームをしぼって黄桃とパイナップルを載せました。
シンプルでスタンダードな素材の組み合わせが、日本人の味覚にピッタリあったのか発売以来、今日まで常に一番人気、創業以来、梅月堂の歴史を変える大きな製品となりました。
長崎生まれ長崎育ち、長崎弁で言う「しげもん」のケーキです。
シースとは?
最初のシースクリームはエクレアのように細長くしぼって焼いた2枚のブッセ生地にカスタードクリームをはさんで、サンドしたクリームが見えるように、ちょうど楕円形で切り口を上にして置いたようなお菓子でした。その形がちょうど莢(さや)に入った豆のように見えたので英語で「さや」の意味の単語を探しました。ところが本当は豆類の莢(pod)というのを、刀の鞘(sheath-シース)と間違えて「シースクリーム」と名付けてしまったのです。それに気付かずにシースクリームは売れ続け今日に至っています。数年前、その間違いにたどり着いたのですが、もう変えられません。その後、誤解のないよう、また判りやすい表記ということで「sheath」から「ceece」という意味のない綴りに変えました。正に梅月堂オリジナルの名前です。
南蛮おるごおる
このお菓子の原型は「シガレット」というヨーロッパに古くから伝わるお菓子ですが、単純なだけに、ちょっとした厚さや原料の違いが味の印象を大きく変えてしまいます。
そこで当店は、より「リッチな味わい」を目指し、フレッシュなバターをたっぷり練り込むことにしました。しかし、クルリと巻いたあの形あってこその「シガレット」なのに、生地はバターを増やせば増やすほどもろくなってしまうのです。形も崩さず、味も崩さないためには・・・
様々な試行錯誤を繰り返し、軽やかに深い一本を作り上げました。
パッケージにデザインされているのは版画家の田川憲氏によるものです。
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